6月は注意!カビ喘息・カビ感染の脅威
6月はジメジメして、気温が高すぎない、カビにとって最も好都合な環境です。この時期、体調がすぐれないなら、それはカビ感染やカビによる喘息(ぜんそく)を起こしている可能性があります。
カビによる症状
○カビ感染による症状
咳、のどの痛み、鼻炎、耳鳴り、耳が詰まった感じ、倦怠感、めまい、だるさ、眼精疲労、頭痛、肩こり、皮膚炎、かゆみ 他。
これらが自分に起こった場合、真っ先に風邪を疑ってしまうでしょう。見分けるポイントの一つは高熱です。カビ感染のアレルギー症状の場合、高熱は出ません。
★喘息症状とカビ
喘息は、発作性の呼吸困難や咳を繰り返すもので、気管支が腫れ、空気の通り道が狭くなり、呼吸がゼーゼーと苦しくります。慢性化すると空気の通り道を広げることがしにくくなり、治療が難しくなっていきます。
最近は、咳が長く続く咳喘息が増えてきています。咳がずっと続いているなら何らかのアレルギーによる咳喘息、6月などカビの多い季節ならカビによる咳喘息を疑ってみてもいいかもしれません。(喘息はストレスなど他の要因もあります。)
アレルギー性の喘息(気管支疾患)は、様々な原因がありますが、特にカビが原因の場合重症化しやすく、注意が必要です。
カビ喘息、カビ感染を防ぐには
高温多湿の6月ごろ、カビの発生を防ぐのは容易ではありません。
換気を十分にして、布団を敷きっぱなしにしない、こまめに掃除して埃を除去する、くらいはしておきたいものです。
それでもアレルギー物質を取り除くことはできませんから、それ以外に予防をしていく必要があります。
最も大切なのは免疫力を高めることです。
カビ感染は、免疫力を十分に保っておけば危険性は低くなります。
また、喘息は精神的な要因もあるとされ、心身のリラックスが予防法にもなります。趣味の時間や入浴など落ち着ける時間を取り入れて湿気の多いカビ期間を乗り切りましょう。
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