記憶の中枢「海馬」と年齢
人の記憶の中枢は脳の中にある海馬が担っています。海馬には約1億個の神経細胞があり、海馬は脳の中で神経細胞が新生することがわかっている部位です。つまり、新しい細胞が常に生まれている場所なのです。
海馬と記憶
記憶は一度海馬に蓄えられ、そこで必要なものと不要なものに分けられます。必要なものは脳の別の場所に転送されて長期に保存されます。その際、海馬は記憶を別の場所に転送した後、海馬にあるその記憶を消去します。海馬には容量がありますから、容量オーバーにならないように自身の記憶を消去することで新たなものを記憶する場所を確保するのです。
この、転送して海馬の記憶を消去するという一連の流れは、年を取るとともにその機能が衰えていきます。機能が衰え、一連の記憶の流れが遅くなると、いつまでも記憶が海馬に残ることになってしまい、新しい記憶を迎え入れるスペースがなくなってしまいます。それにより新しい記憶がしにくくなるということがわかってきました。
ただ、海馬は鍛えることで機能を取り戻したり、細胞の数を増やすことができます。海馬を鍛え、スムーズに海馬に記憶ができるようにすることで、記憶力は取り戻せるのです。
海馬は鍛えられる
海馬は常に新しい細胞が生まれています。この細胞の新生を促すには、刺激を与えることが重要です。よく使う事、と言うことですね。
多くのものを記憶してみたり、空間認識力を使う問題に取り組んでみると海馬が鍛えられます。空間認識力は海馬と深いつながりがあり、空間認識力を使うと海馬に刺激を与えることができます。
※答えは画面下にあります。
また、海馬は寝ている間に記憶を脳の各部位に転送します。ですから、質の良い睡眠をとることが、記憶力にも関わってきます。
海馬は年齢と共に衰えやすい場所でもあり、認知症になると真っ先に委縮が見られる場所でもあります。海馬を鍛え、細胞を増やし活性化させることで認知症予防や脳を若々しく保つことにつながります。
パズルの答え:19個
[ トップページ ]
認知症予防知識情報一覧
認知症予防知識情報一覧ページへ
▼以下、一部抜粋
老化と脳トレーニング
ひらめくことで脳の老化はストップする
認知症予防に効果があるのは唯一パズル等である~トロント大学~
ワーキングメモリ(作業記憶)トレーニング
テレビゲームで50歳脳が若返る?(アメリカ)
同じテレビを見るのでも脳に差が出る
人への悪口は自分の脳にダメージを与える
イライラしない心がけが大事
アメリカ・アルツハイマー病協会提唱「脳を守る10カ条」
脳を守る10カ条を軽~く、ずぼらに考えてみた
本当の『老化』は75歳から始まる
アルツハイマー型認知症の大半は7つの危険因子で予防できる
認知症が気になったらデュアルタスクを鍛える
認知症のリスクを確実に下げる食事とは
認知症を知る
認知症の前段階、前認知症の症状とは
認知症の早期発見の大切さと難しさ
認知症患者は全国推定患者数462万人 2013年度調査
認知症患者数は2050年には世界で1億人超
長谷川式簡易知能評価スケール ~認知症かどうかのテスト~
認知症施策推進5か年計画オレンジプラン(厚生労働省)とは
認知症対応に大切な『否定しない』こと
認知症についてまとめました。
新しい情報や対処法など様々な情報を随時更新していきます。
脳血管性認知症についてまとめました。
突然の発症が怖い病気。予備知識としてぜひご覧下さい。
転倒による骨折から長期入院や寝たきりとなり、認知症になる方が多数います。ポイントは・・・。
糖尿病はそれ単体で認知症になる危険性があります。
正しい知識で糖尿病を防ぎましょう。
どんなに節約していても、怖いのが突然の病気等による出費です。
シニアの為の保険についてご紹介します。
レクリエーションプリントで脳活性化
シニアレク会館(姉妹サイト)に、無料で使えるパズルプリントが多くあります。
ボケ防止クイズ&ゲームで認知症予防
辞書ゲーム 思い出しゲーム ブロック途中経過推理ゲーム 漢字ばらばらゲーム 瞬間記憶脳刺激ゲーム 違うところ探しクイズ ダジャレを考えようゲーム
百人一首を書く 一覧
計算問題(足し算問題)他の問題へのリンクも